mellowbrain’s blog

カウンセリングに通っています。ここには頭の中の整理を落としています。

一生分のお薬を出しておきましょう

教育実習がいよいよ来年だーということで先週、母校の高校に実習生に入れてくださいお願いしますの電話を掛けた。形式的電話。悪夢。この世の終わり。
緊張のあまり出る出ると思ってたけど案の定というかいつものことというか、心配してた通り一言めから吃音が出てしまい、日本に来て一ヶ月目の中国人みたいになってしまった。事務のお姉さんとの会話ですらそんな状態でお姉さんなんか訝しがってるしうわああああーーーーもう最悪やーーーーー!と思いながら教頭先生に代わってもらい、したらそこからがもうほんとうの最悪タイムで、日本に来て三日目の中国人みたいになってしまって、教頭先生はてっきり慣れない敬語使って緊張して喋れなくなってると思ったのか「やーふつうにしゃべっていいヨー(笑」とか言われて、いやふつうに喋りたいのは山々なんですがいかんせん舌と肺と横隔膜と脳の言語野が言うことを聞きませんですいません、ちょっと一旦死んできますねさようならって感じだった。
それで向こうは軽ーく実習の内定OKくれたんだけど、電話切ってからなんか色んな感情が一緒くたんなってみじめだし悲しいしバカだしキモいし最悪だしもういやだほんと死んでくださいわたしって思って、でもここ学校だし泣くものかと思って「ぅー・・・」とか言って我慢した。だけど実習内定の連絡しようと母に電話を掛けて、トゥルルルル、トゥルルルル、トゥルルルル出ないなあーまだかなあーガチャッあ出た、と思った瞬間「ぶわああああぁぁぁぁー!!!」て泣き出してしまった。
それでしどろもどろに「じっしゅうだいじょぶだってー」と話しながらそういえな中学生のときもこんなことよくあったなーとか、小学校のときだって部活中に「ティッシュとって下さい」のティが言えなくなってアレですアレとしか言えなくてアレは言えるのにティッシュは言えなくて変なのーみたいに思われてぎゃーーもう死にたいよーーて号泣してたし、高校生のときだって喋れなくなっては時々爆発したように泣いてたなあーとか、あーあたし人生何やってんだろ、お母さんごめんねわたし産んだときはこんな子に育てるはずじゃなかったよねもっとキラキラ夢に輝いてる子がよかったよねごめんね、て思った。なんていうか吃音などというくだらない症状に引っかかって様々なことができない自分、わかってて越えられない自分がくやしいし恥ずかしいし呆れるし、ていうか生きてる意味なくね?社会の役立たずは生きてなくてよくね?と割と真剣に思ってる。でもその一方でショウガナイヨ喋れないくらい許してもらおうよーと明るく諦めることでダイヴトゥーザレール!したいのを宥めすかしてる自分もいる。
電話で母が「そんな風に未だに不安定になっちゃうなら嫌な事はしなくていいと思う。誰にでも苦手なことはあるよ。実習やめちゃいなよ!」て言ってくれたけど、これまでもこれからも喋るという行為とは付き合っていかなきゃならないのに嫌だからって避けていたらわたしなんの仕事ができるの?どうしていいかわかんない。
とりあえずここまでやったから教職は続けたい。フリーズして笑われて変な人がられてもいいから満身創痍の覚悟で実習行ってやりたい。行ってやんよ!
とか、こんな風にガチガチに気負って無理やり乗り越えてこわかったこわかったって思うそんなことで毎日を繰り返してるから、意識や無意識に吃音こわい吃音こわいっていうのが刻み付けられて、治るものも治らなくなってるんだろうけど。横隔膜が引き攣って上がってくることのないように石を飲んでみようかな。あ、それなら菊地成孔が言うみたいにお腹を宝石でパンパンにするのがいいな。そうして苦しくてウンウン唸っていれば吃音どころじゃなくて普通にしゃべれるかもしれない。それはいい。
誰か誰か。