mellowbrain’s blog

カウンセリングに通っています。ここには頭の中の整理を落としています。

音楽の世界で生きていこうとする人

そのあと久しぶりにお姉ちゃんと話した。
大学院入ってから吸収することが目に見えてふえて、勉強になるけど疲れてしまって、ここまで音楽一本でやってきた自分の楽器をある日突然真剣に辞めようと思ったりとか、そういうところにいるんだなあの人は。
わたしはもし彼女が楽器を手放しても、どうして辞めちゃったの、こんなに頑張ってきたのにもったいないよとか言うつもりはさらさらない。それはそれで選んだ道だから、わたしがどうこう言うことじゃない。だけどもしもう一度帰ってきたいと思ったら、ためらわずに楽器を持てばいいと思う。
たった一日触らないだけで愕然と技術が落ちてしまう世界だから、厳しいしそれが辛くて辞めることも続けることも悩んだりするんだろう。それは当事者が一番実感することだから、一度辞めてまた帰ってきた後だって頑張ればまた元に戻せるよとか、そんな無責任なこと言えない。
でも頑張るのは人のためじゃない。人のためにやってたらいつか頑張れなくなる日が必ず来る。
聴いている人に何かを感じてほしくて、そのために練習してスキルを付けて、人前で演奏をしてきた人たち。
でもその姿に十分感動してる人がここにいるよ。できる限り、一日でも一年でも長く続けることが最終的な目標だと言うなら、もし辞める日が来ても、ひたむきに何かを追求した人はそうしなければ見えなかったものが見えていると思うんだ。だからこその悩みなんだろう。そこで何を選ぶかは。