mellowbrain’s blog

カウンセリングに通っています。ここには頭の中の整理を落としています。

演奏会

お姉ちゃんの演奏会行ってきました。
台風欠航が危ぶまれていた母の飛行機も無事飛び、それぞれ現地集合で都会のホールにて夜。
昨日とか、本番前はいつもそうなるようにものすごくナーバスで、それがいつもより辛そうだから励まさずに黙っていた。
黄色いドレスででてきたお姉ちゃんはいつものあたしのお姉ちゃんでした。
家で「あーまた譜面真っ黒ーもはや驚かんわ」とか「何があっても一日最低10回吹けば間に合うかな…」とかぼやきながら練習してた現代曲。
「できない」「ミだってば」って苦労して何度も吹き直してたところは、やわらかい音の川になって耳に流れ込んだ。
素直に、あの人の奏でる世界には感慨してしまう。
それはあたしが裏の努力や歩いてきた道を知っているからなの?


いつも思う。ステージに上がって焼けるような照明と張り詰めた静寂の中で音楽を歌いきってみせて、拍手喝采を浴びて、どんなにすごい遠い人に思えても、あたしのお姉ちゃんなんだよね。そう思っていいんだよね。
ランドセルしょっていっしょに市電に乗って学校に行った、あのとき繋いだ手と同じ手で楽器を握って立ち向かってる。
みんな過去があって今にいるんだ、誰ひとり馬鹿になんかできないな。