mellowbrain’s blog

カウンセリングに通っています。ここには頭の中の整理を落としています。

join by a hand & a hand

わたしを知っている人がこれを読んでどう思うのかはわからないけれど、
わたしは、わたしという一つのサンプルとして、人間の一例として口では話したりしない話をしようと思います。
軽蔑するかもしれないけど、こういう人間もいるんだなと思ってほしい。そしてこれは一過程にすぎなくて。笑われてもいい。
Sさんと付き合い始めました。
先週は朝帰りばっかりしてた。


最初は、Aちゃんのこととか生活のこととか吃音とか学校とか対人関係とか曖昧な態度とか、もうどうでもよくなって自暴自棄に遊んでいたサイトで会った。
会わない?って言われてすんなり会って、ご飯食べたりお酒飲んだりして、家に行って本を貸してもらったりして、終電で帰って、それだけ。
夜勤のせいで会えるの夜だけで、最初にあった日は真っ暗な時間に「こっち」って連れてかれてちょっと恐いって思った気がする。
けどなにされたってどうでもよかったし、別に自分の体が大事だとも思えなかったし、大事にするほどの価値も見出せないくせにひたすら保身なのがばかばかしくて、勝手にすればいいやって、思って。
ちぎられて胴体だけ海越えたりしなければあとはどうでもよかった。
何回目かに終電逃して、泊めてもらうのはなんか気が引けるからとりあえず部屋で喋ってて、結局寝ちゃって早朝に駅まで見送られて帰ったり。
いろんな話を聞くうちに、Sさんは思ったより危険な人ではないことが分かってきた。
そんなこと数回繰り返してすぐに、ひとつふたつ関係が進みました。
歳は離れているのに、こわくない。先生なんかちょっと歳が違うだけでもこわがっていたのに。
煙草を吸う右手を眺めるのも、汗ばむのも、映画見ながらご飯食べることも、ひっついて朝まで眠ることも、あまりに自然におこなえすぎて、いったい学校行ったりバイトしたりしてるときの自分は誰なんだろう、何やってんだろう、って。
それはきっとSさんの生い立ちや性格に理由があって、いろんなことがあったんだろうなって考える。睫毛が揺れるのを見ながら。電車が通る音を聞きながら。寒くなって布団を引き上げたりしながら。
吃音はそれでも存在を消さない。けどそれもどこかに丸投げして、夢じゃない現実の、でも自分の中には見えなかった場所に溺れている。まったく自然に。冷静なままで。


土曜日は朝から学校で夜はそのまま夜勤に行き、翌朝にバイト終わったあとSさんの家に行って、朝から寝ようとしたけど寝れないから電車に乗って遠い散歩に行った。
昔住んでたという家が今わたしの住んでる部屋の目と鼻の先で驚く。
Sさんの家に戻ってだらだらしてご飯食べて音楽聴いて、やっと寝る。
月曜の朝になってわたしは学校。
そんな一週間を過ごした。


どうしてSさんがわたしとそんな風になったのか、なんとなく分かってる。
だって彼の携帯がひっきりなしに働いている理由を教えてくれたし、それを切り落とさない彼の優しさも不安も、知っている。
別にさ、使われているとしても、問題はないの。わたしの心には。
寧ろそれは精神的なつながりを求めることに比べたら、ずっと健全な欲求だと思うから。
単純じゃん。さみしいから側にいてほしいのは。
それが複雑になるのは、好きとか嫌いとか、好きだけど側に居たくないとか好きだからずっと一緒にいたいとか、そんなことを求め始めるから。
いつか離れてしまうことを考え始めるからなんだよ。常住するものなんてひとつもないこの世界なのに。



わたしの体は今ここにあります。生きているようなのです。