中毒性

楽しくなってベランダで一人おはら節を歌い踊っていたんだけどいよいよ祭囃子が始まったから飛び出して野次馬に混じって観てきました。みんな激しく阿波踊り踊ってて、腰を落としてつま先チョコッてして指先をくねらして踊ってる。すんごい楽しそう。着物姿で踊るってこと自体がそれだけで妖艶で妖艶で、なんかもう見るもの見るもの艶っぽくて、あたしは何を見てるんだろうかって思った。それでどきどきどきどきしてあああああああ。ってなってるところに警察連の団体がわっちゃやっちゃやってきて、その中の男の人も女の人も信じられない程性的で猥雑な、エクスタシーの絶頂のような、楽しさと悦びの極みによるとてつもなくいやらしい笑みを湛えて踊っているのをを見たとき、我慢できなくてぼろぼろ泣いた。人が生きてる。なんだ皆ちゃんといるんじゃないか。何でいつもこうじゃないんだ。秘密にしないでよ。いるっていってくれなきゃわかんないよ。うわあああああああああん。