2007-06-28 閑吟集 世の中はちろりに過ぐる ちろりちろり なにともなやなう なにともなやなう 浮き世は風波の一葉よ なにともなやなう なにともなやなう 人生七十古来稀なり ただ何事もかことも 夢幻や水の泡 笹の葉に置く露の間に あぢきなの世や 夢幻や 南無三宝 くすむ人には見られぬ 夢の夢の夢の世を 現がほして なにせうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ