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わたしむかし食事を摂るおんなのひとがにがてでレタスしかたべられなかった。ひとのかおがたくさんめにはいるのがにがてで電車にのれなかった。じぶんは水の玉のなかにいてふわふわ浮かんでいるからこんなにせかいがとおいんだとおもってた。そんなかこがあってときはすぎ現在、もうお魚もお肉もたべられるようになって、ふとっちゃうお酒も平気でのんだりするようになって、あしたのしごとどうしようきんちょうするなーでもこうしてよなかまでのこって準備したんだしきっと大丈夫、10時集合にパソコン忘れないようにしなきゃってしごとのしんぱいしてたりとか、国会図書館いって臨床精神医学の論文よんだり知能検査とれるようにべんきょうしたり身体から考える自他認知がどうとかしらべたりしてそれなりにまじめに学生生活おくってる。こうしてまたときはすぎしかるべき免許や資格をとり就職したみらいのわたしがどこかでばりばりはたらいてほがらかにだれかとかかわれるようになっていて、明日までに資料そろえときますね、はい、はい大丈夫です、ああとあの件はやっぱりこっちに変更でお願いします、先方にも連絡しときますのでとかゆってそれなりに意志と目的と充実感をもってくらしていたとして、でもそいつはむかしレタスしかたべられなくて電車にのれなくてそこなしのふゆうかんにつつまれていきていたやつだ。もうなにさわってもかんかくがないよ、せかいがそんざいしてない、わたしはほんとにここにいるのー、せいじゃくがうるさい、なみが、つぶつぶが、わたしつぶつぶだ、しろいせかいでとうめいなつぶつぶ、わたしどこにもいない、だれもどこにもいない、なにもない、どこもない、む、む、無、ここは、ここはなに、このしこうはなに?とかおもってたやつだよそいつは。