2008-03-17 官能 終わってしまった世界を、官能で包むこと。 っていつか言ったのは、菊地成孔だったっけ。あたしはこのしみったれたぼろ雑巾のようなあたしの生活ですら、官能に満ち溢れていると思うときがあるんだよ。 このまばたきも、この一呼吸も、この一拍の脈すら、尊くて、本当は有り得ない、有り難いもので。 光も匂いも音も。 目に映る全てが、息を止めたようにくっきりと見えて。 そうか。春がきたんだ。