帰省

また帰ってきました。今日はJALで。それでやっぱり恐ろしい飛行機について。
上空11500mで呑気にお茶が飲めるなんてほんとどうかしてる。異常事態だ。よく体が拒絶反応を起こさないものだ。
飛んでいる間は外の青い空の景色もゆっくりと流れて、ときどき薄い雲を突っ切ったりもして、何だかNHKで深夜にやってそうな空の旅の映像でも見ているような気になる。でもそれは浮遊状態でスピードを忘れてるからに過ぎない。着陸した時に一気にタイヤがフル回転して滑走路をこする時のゴオオオオオという轟音を聞けばいやでも理解を超えたスピードで宙を高速移動していたことを思い知る。
ああ今日も生き延びている奇跡。再び地上に足をつけられる喜び。
いつになったら同乗客たちを「最期の盟友」のような目で見なくて済むようになるんだろうか。いつになれば隣ですやすやと眠る老人が、突然の機械事故でやむなく急降下する機体の中顔面蒼白になって死の恐怖でパニック起こして奇声あげながら逃げ惑う光景を想像しなくてもよくなるんだろうか。