こどものころなりたかったもの。お医者さん。よく病院いってたから。樹医。林で遊んでたから。


中高生になって、絵本作家。田舎で行く場所がなくて、町の図書館にばかりいたから。いちばんすきな絵本作家はロバート・マックロスキー。サリーのこけももつみ。うちにあったけど洪水でちびまる子ちゃんの漫画といっしょに流された。
アクセル・ハッケとミヒャエル・ゾーヴァも好きだ。あれは読むべき。へんな世界。くまの名前は日曜日。ちいさなちいさな王様。マグリット的世界観。



教育テレビの中の人。
パステルカラーの空のスタジオで、ニコニコしてなんか歌うたったりつきたてのモチのようなこどもがころがりまわったりしている、ああいう世界すきだった。
夕方西日が差す家の中でぽつんとしてたら流れてくる映像、あれはやさしいよな。さしのべる手のようだったな。癒された。でも幼児教育に興味はなかった。



翻訳家。江國香織がすきだったし、フランチェスカ・リアブロックの翻訳みたいなファニーでガーリーでファンタジックな西海岸の女の子がコーラ飲んだり買い物で浪費したり日本人の国民性にはない自我の根無し草性について悲しんだりするいみわかんない文章すきだった。



でもぜんぶただ癒されてるだけで、それはつまりなんとなく好きってだけだった。なんの行動もおこさなかった。


で、なんやかんや好きなこと勉強させてもらって、さて働けってなって、今、
ずっとあるのはとどのつまり西日のつらさ。それにつぶされないためにはいろんな装備で身を固めることが必要で、じぶんがたすけられたように、メサイアコンプレックスだとしても、いままでわたしに与えられたようなさしのべる手になりたいのだ
まじで、青臭い夢ははずかしいし現実はちがうって分かってるけどまじめにいうと本当はそうなりたいといつもおもってしまうよ

サリーのこけももつみ (大型絵本)

サリーのこけももつみ (大型絵本)

クマの名前は日曜日

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ちいさなちいさな王様

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「少女神」第9号

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