読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

舞城王太郎の美しい文章

「俺悔しいよ・・・・俺本気で枡琉のこと大事にしてたのに・・・なんで人を裏切れんの?俺判んねえよ!そもそもその男だって、なんで彼氏のいる女の子に手え出してんだよ!」

俺たちは常に何かを選んで生きている。選ばない、ということもまた一つの選択肢だし、選べる状況じゃない、という場合には、その状況を変える変えない、変えようとする、無理と諦めるというのが与えられた選択肢なのだ。だるい。でも人生ってのは勉強とは違って、やる道筋を与えられたりしないのだ。でも俺は自分の将来がゼロ視界。

神がごめんとひと言謝ってきたなら許さないでもないという気持ちで生きている。
 うむ。偽らざる。
 もちろん俺は神が俺になんか謝ったりはしないことを知っている。謝る筋合いすらないだろう。神は人を罰し、赦し、与え、奪い、いろんな冗談を仕掛け、皮肉な罠を張り巡らせたりするが、謝ったりはしない……のは、神の全能の完璧さというものが間違いや矛盾やあらゆる不可解を全て回収するほど深遠で広範で強固なものだからだ。そして人間はどこまでいっても不識で不完全でおっちょこちょいの阿呆なのだ。