不倫が終わった。友達の人生をかけた恋愛が終わった。わたしはそれをいちばん近くで見ていた。これから最後になるかもしれない話をしにいく朝の6時半に会い、電車の中で泣いて、話が終わった後に電話がきて、終わった と言ったのを聞いた。彼女は、「信じ合える心と、それが許される状況がうらやましい。ただ側で良い所も悪い所も見つめていてほしかっただけなのに。だけどわたしは純粋に人を愛した、それだけだから。最後まで責任をもって行動した。負担になると思って、いつも何も言わなかった。ねえわたしは、もっと正直な気持ちを伝えるべきだったかなあ」と言って泣いた。引っ越しまでした。買った携帯は最後まで渡せなかった。奥さんが知った。責任をもった愛し方。普通の幸せ。好きな人と好きな人同士になって、たくさんの問題があっても、好きなままでいられて、側にいられることがどれだけ恵まれているか。