今更

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

1巻のスピードと違う!と思いながら電車でえっちらおっちら読んでた。中盤過ぎるまでキョンの独白による日常描写のみで繋ぐのは苦しいと思うんだ。げほ。
後半1/3でやっと展開。ぬこ辺りから楽しくなるよね。名前シャミセンて。

ぬこ「私にはキミたちがなぜ驚いているのかが解らない」
(略)
ぬこ「私にとって時間の感覚など存在しないに等しい。今がいつなのか、いつが過去なのか、私には興味のないことだ」
(略)
ぬこ「確かに私はキミにとってヒトの言葉に聞こえるかのような音を出しているかもしれん。だが、オウムやインコでの類でもそれくらいのことはするではないか。何をもって、キミは私が言葉通りの意味をこめた音声を発しているのだと確認するのか」
キョン「そりゃあれだ。ちゃんと俺の問いかけに答えているからだ」
ぬこ「私が発生している音声が、たまたま偶然にもキミの質問に対する応答に合致しているだけかもしれないではないか」
キョン「そんなのがまかり通れば、人間同士でも会話が成立していない場合があることになるじゃねえか」
ぬこ「まったくその通りだ。キミとそちらのお嬢さんがあたかも会話しているかのような行為を働いてたとして、それが正しい意思伝達をおこなっているかどうかなど、誰にも解らないのだ」

すごいそれ思うー。なんつーか、会話ってただの音声っすお。文字も記号も全部鉛筆のおたわむれに過ぎません。よってあなたが読んでるこの文字も何の意味もなしません。今何も見てませんよ?絵みたいなもんです。
そんなん本気で信じてたら生きてけんのか?知らんがな。


谷川流氏の作品は(とゆうかハルヒシリーズは)萌えメインなのか実はものすごくクレバーなのかどっち?と思う。禁則事項デス★でうまいこと逃げてる気はするけどそこんとこどうなの。初期から全体構成出来てたのかな。この人の頭ん中見てみたい。そしてわたしはほんとはSF大好きなんだろうなーと薄々感じているけどまだあまり深入りしていないのは恐らく世に言うSF大作がトンデモな設定過ぎて疲れるからです。要塞は出てこないでくれ!日常でちょちょいとパラレル垣間見せてくれ。わからんくなるから。頭ヨワイ。


そいでぬこが喋って哲学的なことを言い出すとどうしてもこいつを

翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない (ちくま学芸文庫)

翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない (ちくま学芸文庫)

思い出してしまうね。最初読んだとき最後がねーこわかったよー。
最後がこわいといえば最近読む本だの心身問題の資料だの聞く話だの見たコントだのが、怖いオチばっかり。こうもブラックだと怖いネタに嵌りそうですわ。