高校生のときみたいな気持ちでさ

ヘッドホンをしたまま、布団の中で呼吸している。
聴覚。
天才的なクリエーションに唾液が流れ出るままにしている。
視覚。
窓から上空。夜のくせに完璧な黒にもなれない半端な空。
紺色すら明る過ぎる。
布団を頭までかぶらないと眠れない癖。
晒されている感覚が心許ないから。



犯罪者も犯罪者でない人も、こうして過ぎるのを待つだけの夜を何度もやり過ごしたんだろうか。
みんなが戦士だ。
それぞれひとりで世界と戦っている。



もしこの手が未来に犯罪を犯すなら、早く捕まえてほしい。
そうするしかなくなった人をたくさん見てきたよね。

単純なくせに、嘘が吐けない自分がこわい。
そっち側に行きたくないな。



息を殺して夜が行くのを待っている。
今朝見てしまった光景がよぎる。
早く寝て忘れてしまえ。