そ・し・て☆

I DO LOVE 伊坂幸太郎大先生!!!

死神の精度

死神の精度

今度も鼻血垂れ流して読んだよ!もう顔面に滴る血を拭う暇すらなかった!
主人公は冷静でありながらモチベーションが軽快なので、非常に安心して読めました。
全編は死神をキーに、章ごとにメインとなる人物の異なる群像劇的な構成をしています。
それが時間軸や空間をちょっとずつずらして、出会っていたりして。
ここでの死神は
終末のフール

終末のフール

における地球滅亡と同じ役割を果たしている訳です。他作品でも同じ役割の鍵はたくさんあるけれど今は割愛。愛しすぎて割愛。
しかし伊坂幸太郎大先生は本当に群像劇のリンクがお上手ですね。
ネタバレになりそうで恐いのであんまり書きませんが、伊坂的ユーモアはまごうことなく前面に溢れ出ています。
たとえば死神たちの愛してやまない音楽を毎回「ミュージック!」と表記するところなどは、文章のテンポが伊坂さんにしか起こり得ない沸々とした笑いを呼び起こしています。
これを「どうせ春樹チルドレンの偏愛するクセの強い趣向だろww」って言うんならあたしはもう何も語らないよ!
全くふつうの会話文でふいに「荒唐無稽!」とか「笑止千万!」とか出てきた時のあのかゆみにも似た笑い。
テンポをぶつ切りにされたまま進んでゆく感じがたまらなく気持ちいいのです。
そして結構ぼこぼこ死んでいったりする反面、想像を裏切って死ななかったりする人がいるのも、伊坂さんらしいと思います。
誰が悪いと暗に指摘しないから、善か悪かを判断する選択をいつも残していてくれている。

……………

嗚呼嗚呼あたしは今伊坂さんの髪の毛や爪にさえなってもいいという気がしているようふふふふふふふhh