安藤裕子

大すきで大嫌いだった子とあまりにも嗜好が酷似していることを知っていて、会わなくなった今も自分の生活にその頃の気配や断片がびっしりと潜んでいて、そういうことに未だに静かに動揺するのを止めようとしない自分がうらめしい。そうやって自分は過去に生きていると勘違いしている。