センチメンタル

総体の一端としてなら腐るほど期待を浴びたけど、私の実体は流れていただけで、結局誰とも焦点を合わせないで学校を去ってしまった。
それだけに今、私個体の肩に手をかけて放たれた意思のかけがえのなさ。音声もなかったのに、今はもう不安じゃない。私ちゃんと実体がある。人の目に映ってる。透明人間なんかじゃない。